良い授業についての勘違いや誤解

多くの方は、良い英語の授業には次の内容が含まれるべきと考えています。
1.良い教材
2.4~5人程度の少人数
3.同年代で能力別、同じような考え方の子が集まったクラス
4.教師の英語力が高い事
以上の点は非常に重要ですが、十分ではありません。事実、不利益を生じる場合さえあります。
この20年間、素晴らしい授業とは何か、答えを求め続けてきました。年齢、能力、人数等の異なるクラスで様々な方法を試み、以下の様なことが判りました。
1.子どもは楽しくて興味を引くものならやります。楽しくなければ興味が逸れ、集中力欠如による問題を起こします。効果的な授業にするには、楽しく興味を引くことが必須です。
私の授業では子どもに強制しません。子どもの注意を引き付ける程度に、楽しい授業にします。授業を引っ張ってくれるような子がいれば、その子たちに授業をリードしてもらいます。
幼児教育の教師にとって最も大切な能力は、子どもの集中力を保ち、学習させる力です。子ども達が授業についてこなければ、どんなにすばらしい教材でも無駄になってしまいます。
2.私には少人数よりも大人数の方が教えやすいです。大人数なら、積極的な子、消極的な子など、様々な種類の性格の子がいます。積極的な子をみつけ、消極的な子をカバーするのに役立ってもらいます。
少人数で同じような消極的な子ばかりのクラスは扱いが難しく非生産的です。以前、似たような性格の生徒3人のクラスを担当しましたが、なかなか成果が上がりませんでした。しかし、全く異なる性格の子が加わるとクラスが変わりました。その子がクラスを引っ張ったのです。
上限12名という決まりを撤廃しました。一般生徒には個人レッスンをしません。大人数の指導でより良い成果が出ています。
3.一定のメンバーで一定の期間過ごしたクラスが最も成果が上がるようです。一見見込みのないような子でさえ、変わるのです。どの子にも潜在能力があります。
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